社会保険に加入するメリットとは?!
お給料から天引きされ手取り収入が減ってしまうため損をしているように思われる社会保険ですが、実は万が一の時に恩恵を受けられるメリットがたくさんあります!
私たちの生活の中には、病気やケガといった思いがけない急なハプニングや、出産・育児などのイベントがあり、それはいつ突然に起こるか分かりません。
そこで、働いている人がお互いに支え合い、あらゆる事態に備え安心した生活を保障するため、様々な給付制度が創設されています。
いざという時に助かる「傷病手当金」
プライベートで、病気やケガによって働けなくなった場合に、給与額(標準月額報酬)の3分の2が支給される制度です。健康保険に加入していることで、「いざ」という時に助かる制度です。
支払った医療費が戻ってくる「高額医療制度」
大きな病気にかかり、高額な医療費がかかってしまった場合に、自己負担額の限度額を超えた分が返ってきます。例えば、手術の費用で50万円を支払った場合には40万円以上が戻ってきます。(注:年齢・収入により変動)
出産のため会社を休んだ時の「出産手当金・出産育児一時金」
出産手当金とは、産休取得中にもらえるお金のことです。支給額は標準報酬月額の3分の2に相当します。出産育児一時金とは、保険が効かない出産や妊娠にかかる費用により家計への負担を減らすための制度で、一児につき42万円が支給されます。
「教育訓練給付制度」とはどんな制度?
教育訓練給付制度は、働く人の能力開発を支援し、雇用の安定と再就職の促進を図ることを目的とする雇用保険の給付制度です。一定の条件を満たす雇用保険の一般被保険者(在職者、離職者)が、厚生労働省の指定する教育訓練を受講し終了した場合、本人が教育訓練施設に支払った費用の一部(上限あり)をハローワークから支給するものです。